Fiat Panda 141 (フィアットパンダ１４１）伊インタークーリエ社 クーラー用コンプレッサー 再生修理品 新品同様

・1998年式1108ccセレクタ、左ハンドル（D車）

・走行距離108,481km

・原動機型式 176B2

・クーラーメーカー 伊インタークーリエ社

・コンプレッサー型式 TAMA（TＭ-13HA) ※ただし使用可能冷媒は新車発売当時とは異なりＲ-134ａのみとなります

「ジドウシャ」としてはこれでも充分と思える初代パンダでも、「クルマ」とは呼びにくい一番の泣き所が吊り下げ式の後付けクーラーです。90年代初期～中期はパナソニック製クーラーがオフション（価格￥245,000）装備でしたが、1996年後半から伊インタークーリエ社のクーラーが標準装備となりました。このためクーラーの心臓部と言えるコンプレッサーが壊れるとフィアット工場を含む自動車工場では「イタリア製クーラーだから」という理由で、パーツ入手から何からあきらめて、また、左ハンドル小型車用の吊り下げ式クーラーなどはどこにも代替品もなく、このせいで多くの初代パンダが廃車の憂目にあってきました。

しかしながら、よくよく調べるとこの「ＴＡＭＡ」は日本で作られていたことが分かりました。当然修理部品の製造は打ち切られているのですが、これもいろいろ調べた処昔からカーエアコンのコンプレッサーを修理している業者さんであれば、予備で部品があることも分かりました。そこで、今回はこの道30年の業者さんに所謂「再生修理」を行って貰い、ほぼ新品同様のものができあがりました。

昨今の「クルマ」用再生コンプレッサー（シェアーはDensoがダントツ）と比べると金額が張ってしまいますが、そもそも当時と現在ではR-134a対応クーラーの性能や部品点数・製造コストが全然違います。パンダに標準装備される以前のオプション金額が25万円近くしたことからもご納得いただきたいところです。

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