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老蘇 書籍 波多野精一 【哲学史家】 「 波多野精一全集（昭和43年：岩波書店版）」：全６巻揃： ～ 西田と並ぶ京都学派の立役者。
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波多野精一
（1877～1950）長野県生れの哲学史家、宗教哲学者。1896年、東京帝國大学文科大学に入学、哲学を学ぶ。
卒論にヒュームとカントの関わりを取り上げ、カントの『純粋理性批判』序文の解釈を試みる。
1899年、同大学院に入り、ケーベル博士の指導のもと、近世哲学を研究する。
1900年、東京専門学校（現・早稲田大学）の講師を嘱託され、1901年、『西洋哲学史要』を刊行。
1904年、大学院を卒業、早稲田大学海外留学生としてドイツ・ベルリン大学、ハイデルベルク大学に学ぶ。
1906年、帰国し早稲田大学で教え、1907年には東京帝国大学で講師を。1908年『基督敎の起源』を刊行。
1917年、早稲田騒動により辞職、京都帝国大学の誘いで京都へ。
1935年、後に三部作と言われる連作の第一『宗敎哲學』を、1940年には『宗敎哲學序論』を、
1943年の『時と永遠』で完成。1949年『波多野精一全集』を刊行。1950年、直腸癌のため死去、72歳。
哲学では、西田幾多郎と並ぶ京都学派の立役者。教え子には、村岡典嗣、石原謙、安倍能成、
田中美知太郎、小原國芳ら。教え子ではないが、強い影響を受けたとされる三木清がいる。
書名：波多野精一全集（昭和43年：岩波書店版）：全６巻揃：
著者：波多野精一
監修：石原 謙／山谷省吾／管 圓吉／片山正直／松村克己／
編集：宮本武之助／松村克己／小嶋 潤／
発行所：岩波書店
発行日：1ー昭和43年10月8日 発行 他
定価：1,000円×6＝6,000円
所収：【１】 哲學概論 ／ 西洋哲学史 ／ スピノザ研究 ／ 〇 解説（村松克己）／
【２】 基督敎の起源 ／ 原始キリスト敎 ／ パウロの生涯 ／ パウロ ／ 〇 解説（山谷省吾）／
【３】 西洋宗敎思想史（希臘の巻）／ 宗敎哲學の本質及其根本問題 ／ 宗敎哲學序論 ／ 宗敎學 ／ 〇 解説（管 圓吉）／
【４】 宗敎哲學 ／ 時と永遠 ／ 〇 解説（片山正直）／
【５】 初期の論文 ◇ アナキシマンデルの「コスモス」／カント倫理學説の大要／ヒュームとカントに及ぼせる影響 他／
小論 ◇ ソフィストとソクラテス ／ カントの宗敎哲學について ／ ケーベル先生追懐 ／ 三木清君について 他 ／
序文 ◇ サバティエ著 村岡典嗣譯『宗敎哲學概論』の序 ／ 佐藤繁彦著『ルッターの根本思想』の序 ／
ルドルフ・オイケン著 安倍能成譯『大思想家の人生觀』の序 ／ 〇 解説（石原 謙）／
【６】 書簡（宛先） ◇
田邊元 ／村岡典嗣 ／ 河合讓 ／ 山谷省吾 ／ 和辻哲郎 ／ 石原謙 ／ 出隆 ／ 鹿野治助 ／ 松村克己 ／ 菅圓吉 ／
田中美知太郎 ／ 布川角左衞門 ／ 濱田與助 ／ 片山正直 ／ 安倍能成 ／ 小原國芳 ／ 波多野あき子 他 ／
〇 總目次 ／ 年譜 ／
参考：帯・箱なし。小口・天・地、本文等に相応の汚れ・ヤケ・シミ・書込み・蔵書印等あり。A5判。計約5.2kg。
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