ノスタルジア　石原裕次郎　NOSTALGIA　夜ジャズ 日活アクション 斎藤耕一 太陽にほえろ JAZZ ベニー・カーター シェリー・マン

NOSTALGIA 石原裕次郎

ブックレット  帯 完備

解説 / 岩波洋三・淀川長治

ジャケット撮影 斎藤耕一

Bobby Bryant(tp), Shelly Manne(dms), Jerome Richardson(ts), Buddy Collette(sa), Chuck Domanio(b), Oscar Brasheer(tp), Lloid Ulyate(tp), Jack Nimitz(bs), Al Hendrickson(g) and Artie Kane(p). Arranged & conducted by Benny Carter

石原裕次郎が自身の長年念願の企画として実現させた、`76年発表のセルフ・プロデュースアルバム。

1974年、LAで録音。

あれだけテイチクに貢献しておきながら、自身の企画を通せたのはこの一枚のみ…というが残念すぎる（日本語の歌じゃなきゃダメなのだそうだ）

裕次郎自身も「私が一番好きなアルバム」と語るほどの渾身の名盤。

矢作俊彦氏の構成・脚本・監督による新撮入りの日活アクション名場面集『AGAIN／アゲイン』で、映画のエンディングで小粋に流れていたのが、このアルバム4曲めの「AGAIN」 さすが、わかってるぜ、矢作さん!!

ジャズ好きな裕次郎が、ロスにわたり、ベニー・カーターをアレンジとコンポーザーに迎え、ボビー・ブライアント、バディ・コレット、シェリー・マンなどをバックに大好きな映画への憧憬を込めて歌う…最高です。

豪華な顔ぶれのミュージシャンたちを従えて、裕次郎のイカスナレーションとともに、「夜霧よ今夜も有難う」などにきわめて近い甘いムードで裕次郎が愛した映画の主題歌スタンダードを、その映画への愛情あるナレーションとともに聴かせてくれてる。

日本のフランク・シナトラ、日本のナット・キング・コール。

裕次郎ファンなら絶対に聴くべき、絶対に持つべき、1枚!!

2. キス（よろめき休暇） / KISS