インドネシアのサイケデリック/アート・ロック[Ariesta Birawa Group/Vol.1]辺境サイケ

 ジャケに写るメンバーの個性的過ぎるルックスに圧倒されます。盤をターンテーブルに載せる前に辺境サイケ感爆発です。

ソフトなヴォーカルの前でファズ・ギターが延々暴れまくったり、謎の電子楽器（普通にエレクトリック・キイボードかシンセサイザーかもしれないけれど、変な音色）が演奏の主要部分を占めていたり、プロコル・ハルムですか、というオルガンを活かしたクラシカルさも備えた曲が数曲あったり、軽快なエレピに導かれる曲、フルートを活かした曲、どこの国ともしれない（インドネシアですが）ストレンジなアシッド・サイケ曲など、全曲2分台から3分台の曲で、バラエティに富むのですが、全体の統一感はちゃんとあります。インドネシア語のヴォーカルと、どこかしら日本人の郷愁をそそる曲調が、辺境感を醸し出します。素晴らしい内容。

全面ヴィニール・コーティングのジャケは、美品です。

盤も、美品です。試聴済みです。