■Sissy Spacek - Spirant■ノイズ/グラインドコア■

■Sissy Spacek - Spirant■ノイズ/グラインドコア■

Label:Daymare Recordings - DYMC-307

Format:CD, Album

Country:Japan

Released:Sep 5, 2018

Genre:Electronic

Style:Noise, Abstract, Experimental

Recorded 23 September 2016, Culver City, California

https://youtu.be/knskw0PskwI

https://youtu.be/jJoxW7nbYb8

https://youtu.be/HVBtjhKKHzU

Sissy Spacekはアメリカ・ロサンゼルスを拠点とするノイズ/グラインドコアバンドで、ジョン・ウィース（John Wiese）とチャーリー・マンマ（Charlie Mumma）を中心に活動しています。『Spirant』は彼らのディスコグラフィの中でも特徴的な作品です。

『Spirant』は、ジョン・ゾーンや彼のプロジェクトNAKED CITYを彷彿とさせるビッグバンド的アプローチを採用した作品です。従来のグラインドコアやハーシュノイズの枠を超え、フリーインプロビゼーションに近い激しい音の塊と予測不可能な展開が特徴。メタル的な方法論とは対極のアプローチで、音そのものでグラインドの可能性を探求しています

曲は短く、断片的な8トラックで構成され、爆発的なドラム、歪んだエレクトロニクス、サックスの不協和音、バイオリンの鋭い音色が混ざり合い、カオティックで攻撃的なサウンドスケープを形成。曲名がシンプル（I～VIII）なのは、音楽そのものが抽象的で構造よりも即興性やテクスチャーを重視していることを反映しています。

Ted ByrnesやC. Spencer Yehなどの実力派実験音楽家が参加し、多層的な音響を生み出しています。特に、マルチン・エスカランテのサックスがジャズグラインドの要素を加え、独特の「反音楽的」な魅力を作り出しています。レビューでは「カコフォニーの芸術」と称され、ジャズとグラインドの融合が評価されています。