【送料込】 田島照久（著） 『マイスター・エックハルト研究』 函入・初版 12,000円～

マイスター・エックハルト研究――思惟のトリアーデ構造 esse/creation/generatio論――、創文社（刊）、1996年2月15日第1刷発行（初版）、379ページ、定価8,240円

ISBN4-423-17095-7

〇目次より

序にかえて 1

第1章 存在（esse）をめぐる思惟 3

『三部作への全般的序文』におけるエッセ理解 『パリ討論集』におけるエッセ理解 『出エジプト記註解』におけるエッセ理解 他

第2章 神と被造物のエッセをめぐるアナロギア論 69

問題の所在 否定神学とその克服 アナロギアの類型 他

第3章 創造（creatio）をめぐる思惟 175

問題の所在 神と知性認識の同一 エッセに対する知性認識の優位 他

第4章 誕生（generatio）をめぐる思惟 215

問題の所在 受肉（incarnatio）と人性（natura humana） 魂の内における神の誕生 他

第5章 救済論的一（unum）の通景 285

プロティノスの一者論（Henologie）とエックハルトの神論（Theologie） 一者（unum）神論における三つのアスペクト 「一者（unum）である限りの一（unum）」の観点 他

註／あとがき／文献目録／索引

○奥付より

田島照久（たじま・てるひさ）

1947年東京に生まれる。1971年早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1972年―1978年フライブルク大学留学。マギスター学位（M.A.取得）。明星大学助教授を経て、現在早稲田大学商学部教授（宗教学）。文学博士（早稲田大学）。訳著書『エックハルト説教集』（岩波文庫、1990年、翻訳）、『聖書をめぐる九の冒険』（文藝春秋、1995年、共著）、『ドイツの社会』「市民社会における宗教」（早稲田大学出版部、分担執筆）など。

○状態

四半世紀前の古本ですが函保管のため、書込みや折れなどなく大変に良い状態です。背部に若干の焼け、函部に擦れ、当たり、染みがあります。田島氏によるエックハルト研究の粋――絶版状態にある本書をお譲り致します。