★ヨーロッパ上流階級★1884年作品★祈りの書★ビロード装丁★手描きマリア像陶器付き★ハンドメイド★

まるでドラマ「ダウントン・アビー」の世界から抜け出してきたかのような、優雅で気品あふれる祈りの書です。1884年7月に制作されたもので、表紙は深いビロード生地に金属装飾、中央にはハンドペイントの磁器製マリア像が嵌め込まれています。留め金も当時のまま残り、今なお静かにその存在感を放っています。

この本には、一般的な祈りや典礼文に加え、家族の教育方針や精神性が反映された内容が綴られていたと伝えられています。つまり一冊ごとに異なる「家の魂」が込められており、まさに持ち主の歴史を映す鏡のような存在でした。

そして、この祈りの書には100年以上にわたる祈りが込められています。手に取ると不思議な安心感があり、私はしばらくの間、この本を枕元に横向きに置いて眠ったのですが、そのせいかぐっすりと深い眠りにつくことができました。――まるでこの本自体に、心を落ち着かせてくれる静かな力が宿っているように感じられたのです。

婚礼や洗礼の贈り物としても大切にされ、単なる祈祷書以上に「一族の格式」を象徴する特別な存在。譲り受けた方の説明によれば、こちらはドイツ貴族の家に伝わり、代々娘へと受け継がれてきた大切な贈り物とのことです。

特徴

年代：1884年7月21日作品

装丁：ビロード＋金属装飾

中央装飾：ハンドペイント磁器製マリア像

留め具：金属製クラスプ（動作良好）

サイズ：約11cm × 7cm × 厚さ3cm

状態：経年による擦れや色褪せはありますが、ページ抜けや破れはなく、アンティークとして非常に良好です。

インテリアとして飾るだけでなく、ふと手に取りページをめくるたびに、100年分の祈りがこちらの心に静かに寄り添ってくれるような感覚を味わえます。

コレクション、インテリア、そして大切な贈り物として――
ただのアンティークではなく、“魂のある一冊”をぜひお手元に迎えてください。