初版帯付 今日泊亜蘭 まぼろし綺譚 ふしぎ文学館 出版芸術社刊 SF ミステリー ミステリ

【詳細】
初版帯付 今日泊亜蘭 まぼろし綺譚 ふしぎ文学館 出版芸術社刊

平成15年7月28日初版 出版芸術社発行 帯付

昭和37年、壮大なスケールの傑作長編「光の塔」を発表した日本ＳＦの先駆者・今日泊亜蘭。その独創的な作品群は、ＳＦファンのみならず幻想小説の分野からも高い評価を受けている。奇想天外な方法で連続殺人を犯す怪人と刑事との息詰まる攻防を描いたＳＦミステリ「死を蒔く男」、昭和33年の直木賞候補となった風刺劇「河太郎帰化」、著者独自の世界を形成する和風ファンタジーの傑作「瀧川鐘音無」「新版黄鳥墳」等、まぼろしの彼方から甦った珠玉の名品12篇を一挙に収録！

内容
Ⅰ　怪異？　推理？
夜走曲／くすり指／死を蒔く男
Ⅱ　ＳＣＩＥＮＣＥ　ＦＩＣＴＩＯＮ
東京湾地下街／見張りは終った／確率空中戦／みどりの星／御国の四方を
Ⅲ　幻想と浪漫と
河太郎帰化／滝川鐘音無／新版黄鳥墳／玉手箱のなかみ

今日泊亜蘭

日本の小説家、SF作家。本名：水島 行衛。１９１０年、東京生まれ。戦前は上智大学付属の外国語学校やアテネ・フランセなどで諸外国語を学び、翻訳など文筆業に携わる。戦後、佐藤春夫の推薦により「桜田門」でデビュー、５８年「河太郎帰化」で直木賞候補。「おめがクラブ」「宇宙塵」などのＳＦ同人に最初期から参加し、長年にわたってＳＦ・幻想小説の執筆を続けた。
「今日泊」以外のペンネームに水島多樓、水島太郎、璃昴、紀尾泊世央、今日泊蘭二、宇良島多浪、園兒、志摩滄浪など。日本SF界の最長老として知られた。代表作は、日本SFの古典としても知られる『光の塔』。 父親は画家、小説家、漫画家の水島爾保布。２００８年、死去

【状態】
経年劣化により多少の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。