モロッコのデボン紀の三葉虫化石板

約3億9000万年前のデボン紀に生息していた複数の三葉虫や海洋生物が一緒に化石化した、非常に珍しい化石スラブです。自然な状態で美しく保存されており、太古の海の生態系を垣間見ることができます。

主な特徴
-含まれる種：
- 中央にある「Paralejurus（パラレジュルス）」またはDrotops（ドロトプス）」：細かな隆起や体節がはっきりと確認できます。
- Morocops（モロコプス）：丸みを帯びた形状と滑らかな殻、繊細な体の構造が特徴です。
- その他：小さな海洋生物の破片や貝殻なども点在しています。

-ナチュラルマトリックス（母岩）
- 化石は発見当時の岩石にそのまま埋まっており、未加工・未修復。自然な配置と本物の風合いが楽しめます。

・サイズ：約10cm

解説
この化石スラブは、デボン紀の多様な三葉虫とその生息環境をそのまま閉じ込めた、非常に貴重な標本です。中央の大型三葉虫には繊細なディテールが残り、周囲のMorocopsが立体感と奥行きを与えています。小さな化石片が海底の雰囲気を再現しており、まるで太古の海を切り取ったようなミニチュアジオラマとなっています。

学術的価値も高く、化石コレクターや古生物学に興味のある方におすすめの一品です。