石造菩薩像残欠（北魏時代）

残欠の様子から如来三尊仏の脇侍菩薩であったものでしょう。

現存する大きさからみて舟形光背を持つかなり大きな三尊仏であったことが伺われます。

菩薩のお顔は北魏時代の特徴的なアルカイックスマイルと言われる顔の表情を抑えながら口元にのみ微笑を浮かべた表情をしています。

光背には火炎文様が陰刻されており、また胸付近から上の菩薩像もキャストよく残っています。

パティナの付着は部分的にとどまっており、鑑賞を妨げるものではありません。（パティナは石化した土で少々の洗浄では取れません。）

専用に製作された鉄製の台に差し込み固定されていますので、このままの状態で鑑賞いただけます。

どうぞよろしくお願いいたします。　　

北魏時代（５世紀）

サイズ　　本体の高さ：２２，８センチ　　　本体の横幅：１３，０センチ　　　本体の厚み：４，１センチ（最大で）　　　　台共の高さ：２８，３センチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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