寺院消滅■失われる「地方」と「宗教」■鵜飼秀徳■日経ＢＰ社

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四六判（単行本）全274ページ。2015年6月第2刷版。作者は写真参照。

5年ぐらい前にＴＶで25年後に地方や地方の寺が消滅するところが多いと知り、

大型書店でこの書を発見。一度読んでしまっておいたものです。

表紙の最下部真ん中にほんの少しの小さなキズがあります（→やや傷や汚れありと表示している理由）が、

丁寧に読んだので、それ以外は折り曲げ、汚れなく綺麗な状態です。

地方では兼業住職が多いのですが、檀家の多い、少ないで格差がくっきり。

檀家が多いお寺は、兼業の収入が豊かさになり、贅沢な暮らし。ゴルフ、高級車、いいお姉ちゃんと・・(*゜∀゜*)

檀家が少ないお寺は、兼業の収入をお寺の維持にあてるのがやっと、毎日の生活に四苦八苦。

葬式坊主という言葉がありますが、地方では、

コロナ化の前は、葬儀で2人、3人坊様をつけたらより故人が浮かばれますということがあったとか。

2人目、3人目は宗派が違っても知人の坊さんを呼び（例えばお東さんなのに、お西さんの坊様が来る）、

また自分の檀家の葬儀の時に、その逆をするということで収入を増やす坊様もおられたそうです。

今でもあるかもしれませんが、数より質ということで、コロナ後は檀家が賢くなっているかもしれません。

日本の社会がコツコツと頑張る真面目な者が報われない社会になっているような気がします。

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