日圓 
●EP 雪村いづみ / こけしぼっこ / 芸術祭奨励賞受賞 / '56 Victor EV-43 / 宇野重吉 服部正 筒井敬介 / ビクター児童合唱団 / 音楽童話
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- 商品數量：1
- 開始時間：2025.07.10 21:07
- 結束時間：2025.07.17 21:07
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基本情報｜Release Information
「童話」と「制度」のあいだに置かれた、声の小宇宙。
- レーベル：Victor (日本ビクター株式会社)
- 品番：EV-43
- フォーマット：7インチEP
- 国：Japan
- リリース年：1956年
- タグ：Narrative Record, Institutional Media, Music for Children, Spoken Word, 1950s, Arts Festival
作品の解読｜Decoding the Work
『こけしぼっこ』は、昭和31年度第11回芸術祭に参加し、芸術祭奨励賞（レコード部門）を受賞した、制度と音声が結晶した一枚である。
雪村いづみの歌声を中心に、語りに宇野重吉・筒井敬介・服部正、伴奏にはビクター児童合唱団を配する。
この作品は「児童向け音楽童話」という表現形式をとりながら、国家文化政策と戦後情操教育の交差点において生成された“記録としての童話”である。
雪村いづみの歌声を中心に、語りに宇野重吉・筒井敬介・服部正、伴奏にはビクター児童合唱団を配する。
この作品は「児童向け音楽童話」という表現形式をとりながら、国家文化政策と戦後情操教育の交差点において生成された“記録としての童話”である。
雪村いづみはこの作品において、流行歌手としてではなく、“制度に奉仕する声”としてのパフォーマーへと変容している。
宇野重吉の語りは演劇的抑制と民話的口調を交差させ、服部正による音楽設計は構造化された感情導線としての音響演出を担う。
そして、ビクター児童合唱団の清澄な声が、この制度的声空間に“無垢さ”という正当性を添えるための装置として機能している。
宇野重吉の語りは演劇的抑制と民話的口調を交差させ、服部正による音楽設計は構造化された感情導線としての音響演出を担う。
そして、ビクター児童合唱団の清澄な声が、この制度的声空間に“無垢さ”という正当性を添えるための装置として機能している。
すなわち本作は、声によって制度と感情を架橋する国家的プロジェクトの、記録音源としての“記憶の円盤”である。
現代の耳にとっては郷愁とすら感じられるこの声は、かつて国家が必要とした“子ども向けの正しさ”の音だった。
現代の耳にとっては郷愁とすら感じられるこの声は、かつて国家が必要とした“子ども向けの正しさ”の音だった。
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