下宰洙（著） 『朝鮮文学史』 初版帯付 600円～

○商品
青木書店（発行）、1985年２月1日第1版第1刷発行、316ページ、定価2700円
ISBN4250850005

○帯より
隣国朝鮮の文学と文化理解に必読の稀少作品！
朝鮮文学の豊穣な作品の数々を時代別に紹介しつつ、作家とその作品に結晶された、朝鮮民族の精神的営為・文芸思潮の核心を生きいきと分析。最新の研究成果にもとづいて体系的に叙述された気鋭の書下し。
朝鮮文学辞典としても活用できる「解説付人名索引」など特色ある索引・略年表付

○目次より
序
第1章 原始時代の文学 9
文化の発生 原始時代の歌謡と神話
第2章 古代の文学 奴隷制社会の形成と古代文化 説話の発展と抒情歌謡の発生
第3章 封建社会の形成と三国時代の文学 27
三国の成立と封建制度の確立 三国時代の文化 中世文学の発生 口伝歌謡と記載文学 郷歌の出現と歌詞
第4章 後期新羅と渤海の文学 53
後期新羅と渤海国の成立 文化の興隆 郷歌の盛行 漢詩の進歩的傾向 説話と芸術的散文
第5章 高羅時代の文学 79
中央集権的支配の確立と文化 民謡と抒情詩 殊異伝体と年代記および伝記文学 高麗封建国家の矛盾と文学 文化遺産の収集と散文作品 抒情詩の新傾向 写実主義的傾向 新しい文学形式の出現
第6章 李朝時代の文学 139
李氏朝鮮初期の詩歌 ひ説の興隆と小説の発生 十六世紀の詩歌 壬辰祖国戦争前後期の文学 十六世紀後半から十七世紀の小説 十七世紀の詩歌 十八世紀の小説 庶民階層の詩歌と実学派の文学 封建制度崩壊期の文学
終章 古典文学の伝統と現代の「韓国」文学 257
あとがき
人名解説付索引 巻末2
作品・人名・事項索引 巻末18
朝鮮文学史略年表 巻末30

○奥付より
下宰洙（ピョン・ジェス）
本籍・慶尚南道 川郡。1932年名古屋市に生まれ、早稲田大学第一文学露文科を出て、同大学院露文専修科修士課程修了。現在は朝鮮大学高外国語学部教授。著書『現代文学読本 金芝河』（共著、清山社）、『恨と抵抗』（創樹社）、訳書『現代朝鮮短編集』1～4巻（朝鮮青年社）、集団創作『不滅の歴史』（朝鮮画報社）ほか

○状態
古本ですが状態は大変に良く、書込みや汚れはありません。本体全体に経年劣化のヤケ、帯の一部に破れ、内扉部に所有者印（シャチハタ印）があります。希少な朝鮮文学の通史解説書をお譲り致します。