大阪狭山市立郷土資料館の図録5冊 それぞれ厚さ4mm程度　

狭山池と重源上人（1994）
行基と狭山池（1993）
近世の絵図　狭山池の世界（1998）
考古学入門　狭山と須恵器（1995）
高野街道と狭山（1999）

ごあいさつ

古代に築かれた狭山池は、奈良時代に行基によって初めて改修されたと伝えられていま す。以来、今日に到るまでの間に幾度かの修築が加えられ、農業用灌漑池として河内一帯の人々の暮らしを支えてきました。

しかし、今日下流城の都市化が進み洪水に対する調整のため、より多くの容量を確保する治水ダム化の工事が進められています。古くから狭山の人々に親しまれ、多くの人々を育んだ狭山池と付近の環境は今後新しく生まれ変わろうとしています。

この時にあたり、狭山池改修をはじめ民衆のために尽くした行基について、また狭山池の重要性について考えようと、特別展「行基と狭山池」を企画いたしました。行基は民間伝道を志して四十九もの寺院を建てたほか、旅人の苦難を救う布施屋(宿泊施設)や、多くの池、溝、堀や、橋などを整備し、人々から菩薩と呼ばれ慕われました。

本展が多くの人々にとって、行基の遺徳を偲ぶ機会となり、また郷土を考える機会となれば幸いです。

最後に、この展覧会を開催するに当たり、多くの方々からご協力・ご指導いただきましたことに感謝申し上げます。

平成五年十月
大阪狭山市立郷土資料館

中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷、小汚れ、開きじわ。ページ小黄ばみ。2,3冊ぱらぱらとめくった感じでは書き込み・線引き見当たりませんが、見落としあればご容赦ください。もちろん読む分には問題ありません。26331

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。