Label - 諭吉レコード(SAG DOWN PRODUCTION)
Genre - Hiphop/Japanese
Cat no - YRC-007
Release - 2008

最初から最後まで徹底したサンプリングのみでサウンドを構築。タイトな展開と 息つく間もなく繰り広げる音。余計な展開を加えたり、ありきたりな協和音を重 ねる手法などは一切削除。抜きと差し、音と言葉は抑揚で魅せる。 Spaceyなイントロから印象的な激しいドラムが暴れ回る「FIRST DRIP」 続くBEATBOXセクションは勢いそのままに１６小節一気に駆け抜ける。音が太いの で注意。 「PROJECT２」はKYN制作のトラックに東京町田の木曽団地での暮らしを描写。家賃38,000円をどう稼ぐ？ スキット。賞味4小節のドラム。ビックマックのピクルス的な？ 続く「STRAIGHTAHEAD」もKYN制作トラック。ピアノとウッドベースのループ、ド ラムのフローもいい感じ。HOOKではFEATURINGのDJ CHANG ONEのスクラッチが冴え 渡る。プレミアあたりが好きならドツボでしょう。 ７曲目のTHE BIG SHOTは手の平を返す人間について歌った曲。裏切り、勘ぐり、 妬み、耳打ち、告げ口、最悪が日常茶飯事な日々、なんだかんだ言っても結局力 がモノを言う町の話。 スキット。ここではド定番のブレイクに物悲しいピアノのループに感情移入 「THE END」。今回のＥＰはこの曲が生まれなければ成り立たなかった、と言い切 れる曲。口ばっかり達者で気に入らなければ手を出し、出る杭は見下した目線で 打つ最悪の縦社会の住人を完全にディスした曲。スキルの進歩もない、根拠のな い自信で街を闊歩してる奴は川底のヘドロになるしかないっすよ。的な一曲。こ こではトラックも制作したDJ CHANG ONEの怒涛のスクラッチがHOOKで火を吹き押 し寄せる。 今回のＥＰは全てを身近な環境及びメンツで固めた分、また一つの音の世界観を 体現出来たと確信しています。SDJUNKSTAの中において、他のメンバーとまた違う スタイルでのアプローチを堪能してください。


TRACK LIST :
1. RECOGNIZED INTRO
2. FIRST DRIP
3. INTERLUDE
4. PROJECT2
5. INTERLUDE
6. STRAIGHT AHEAD
7. THE BIG SHOT
8. INTERLUDE
9. THE END


PROFILE :
　1981年神奈川県相模原市出身。2000年頃１人で活動開始。それまではライブDJもいなかったが、2002年ころ共通の知人を通じてDJ ISSOと知り合い「小磯山」を結成。ライブを中心に自主CDも作成。同じ頃「新宿SPOKENWORD」で優勝し、これをキッカケに恵比寿milkでやっていた「HARVEST」にてライブ。すでに同イベントの顔だったSD JUNKSTAと遊び始める。元々地元が一緒で横つながりの友達ばかりだったのですぐに融合する。SDP EP、concretegreen２収録曲「犯罪ゼロの町」、concretegreen４収録曲「GEAR」を提供。2006年１月には1ST EP「WHOLE SALE」を発売。NORIKIYO ALBUM「EXIT」イントロにBEATBOXで客演、TKC ALBUM「百姓一揆」収録「HEY!」に客演、BRON-K「奇妙朝来相模富士」収録「サダメの星」に客演、メテオALBUM「絶叫物件へようこそ！」客演等。進化を続けるラップとBEATBOXを武器に邁進。サウンドは毎度徹底したサンプリングのみで固定。自らトラックも制作。