野中香方子　訳
ティム・スペクター　著

遺伝子は同じなのに、なぜ1人がゲイで、もう1人は違うのか?

うつ、自閉症、ガン、肥満、同性愛、浮気性…
どこまでが遺伝し、どこからが遺伝しないのか?
5000組の双子を研究した権威が、 人間の本質に迫る。

長寿、ガン治療、iPS細胞に関わるキーワード「エピジェネティクス」がわかる1冊!


もくじーー

はじめに ラレとラダンの物語―「まったく同じ」なのに違う双子の女の子

序章「遺伝子ですべて決まっている」は本当に正しいのか?
―全ゲノム解析の先にあった新たな疑問

第1章　遺伝子神話とその崩壊
ーメンデルを超えるパラダイムシフト「エピジェネティクス」とは?

第2章　幸福遺伝子
―うつ病は、生まれ育ちのどちらがもたらすのか?

第3章　才能遺伝子
ーあなたが身につけた能力を子どもに継がせることは可能か?

第4章　信仰遺伝子
―遺伝子スイッチは信じる心さえも変えられるか?

第5章　子育て遺伝子
ー家庭環境は子どもに影響しない?

第6章　悪の遺伝子
ー虐待の世代間連鎖はとめられないのか?

第7章　死の遺伝子
ー単独の「心臓病遺伝子」は存在するのか?

第8章　肥満遺伝子
―祖父母の過食が孫の遺伝子を変える?

第9章　癌/自閉症遺伝子
―同じDNAを持っていても病にならない人がいるのはなぜか?

第10章　同性愛遺伝子
ー性的嗜好は遺伝子から予測できるか？

第11章　浮気遺伝子
ー遺伝子スイッチで性欲をコントロールできるか?

第12章　細菌遺伝子
一体の中の「共生者」が人を操っている?

第13章　クローン遺伝子
―双子が教えてくれる未来の切りひらき方