宮沢賢治 / 日本文学アルバム21 / 筑摩書房 / 1958年 / 188x133mm / 80ページ / ハードカバー /
※状態、ジャケット角端にスレ、小口＆見返しにヤケの影響はございますが、他に目立つダメージはございません。
 
●内容
あとがき より
宮澤賢治氏ほど師友に恵まれながら自身の独創を育てえた人も稀である。師友は科学者にも芸術家にも宗教人にもあったし、東北岩手の風土にもあった。本書では、これら師友との出会いに注意しながら賢治氏の閲歴と業績を年代記風に編集することで、賢治文学の理解と鑑賞に新しい視野をひらく生きた資料を提供しようと試みた。用意した写真は、複写をも含めて約三千枚。賢治氏の人間形成と芸術開花の上から見て意味ある写真二百数枚を選び、その配列によって弾性人賢治の生涯の律動を描いてみた。出来栄えはともかく、基礎的な写真資料集成の責は果しえたかと思う。巻末の詩文は、解説を補うために賢治氏の作品の中から私援し、仮りに「詩文集」と題した。資料は宮線家蔵のものを基本とし、その他佐藤寛氏のお蔭を蒙った。
 
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