『真田剣流』は白土三平による戦国時代を舞台とした歴史アクション漫画

物語の主要な舞台は、関ヶ原の戦い直後の時代になります。
見どころのポイント
1. 物語を巡る壮大なストーリー
- 徳川家康が天下統一を果たした後、豊臣家の残党を一掃するため、暗夜軒という謎の術者を使います。一方、真田幸村は暗夜軒の暗殺を阻止するため秘術の巻物「丑三の書」を探し求めます。
2. 魅力的なキャラクター
- 主人公の桔梗は赤ん坊の時に岩波乱童に拾われ育てられます彼女は真田剣流の剣術を学び、暗夜軒との戦いに身を投じます。他にも風魔一族や伊賀組の忍者たちが登場し、壮絶な戦いが繰り広げられます。
3. 忍者の暗躍と策略
- 忍者たちの巧妙な策略や戦術が物語の緊張感を高めます。暗夜軒や風魔一族、真田忍群などが秘術の巻物を巡り熾烈な争奪戦を繰り広げます。
4. 緻密な描写と時代考証
- 白土三平の技量で歴史的背景がしっかりと描写され、時代考証にも力を入られ作品の中で当時の風景や人物、道具などが精密に表現されています。
5. 独特の画風
- 白土三平の繊細な絵画タッチで、物語が一層引き立ちます。白土の独特な絵柄を楽しむことができます。

現代の漫画との違い

1. テンポの違い：現代の漫画が時速100キロで進むジェットコースターなら、「真田剣流」は手作りの風情ある蒸気機関車。ゆっくりと味わうストーリー展開と、細部へのこだわりが魅力です。

2.アクションの違い：現代のアクション漫画がCGたっぷりのハリウッド映画なら、「真田剣流」の戦闘シーンはアーティスティックな舞踏。

3. 時代背景と設定：現代の漫画が未来の都市や異世界を舞台にすることが多い中、「真田剣流」は歴史上の日本を舞台にしています。リアリティあふれる江戸時代の風景や文化が楽しめます。

4. 絵柄と画風：現代のデジタルアートがカラフルで洗練されているのに対し、「真田剣流」のアートは墨絵のような画風になっています。
※以上はあくまで私個人の感想になります。
本の状態
- カバーの状態: 表紙には汚れや破れがあります。角が少し擦り切れています。
- 中身の状態: ページの端に多少のシミや汚れがありますが、本文は全て読める状態で、文字のかすれもありません。
#白土三平 #昭和マンガ #不適切にも程がある