焦げ跡？＆剥がれありです。

※箱は付属いたしません。

★古本屋で購入いたしましたが、使う機会が無いため出品いたしました。


内容
中国詩学、比較詩学分野の研究書
各国詩学にとって最も基礎的な諸問題を、中国古典詩に即して考察する。各国詩歌史における共通問題を考える上での、具体的な手がかりを提供。





目次
[第一部]

一、詩と時間

　中国古典詩における「春秋」と「夏冬」
　――詩歌の時間意識に関する基本的ノート（上）――

　中国古典詩における「春」と「秋」
　――詩歌の時間意識に関する基礎的ノート（下）――

二、詩と性愛

　唐詩に表れた女性像と女性観
　――「閨怨詩」の意味するもの―

三、詩と政治

　中国詩歌の風諭性に関する一試論
　――『白氏文集』と『菅家文章』を例として――

四、詩と評価

　唐代詩歌の評価基準について
　――「此詩可以泣鬼神矣」を手がかりに――

[第二部]

五、詩とリズム

　中国古典詩のリズム
　――リズムの根源性と詩型の変遷――
　リズム論から見た「中国古典詩」と「和歌・俳句」
　――「拍節リズム」を基準として――

六、詩と対句

　中国古典詩における対偶の諸相
　――唐詩を中心に―
七、詩と詩型

　中国古典詩における詩型と表現機能
　――詩的認識の基調として――
八、詩と音楽
　楽府・新楽府・歌行論
　表現機能の異同を中心に
　「辺塞」と「閨怨」を結ぶもの
　――楽府詩の表現機能をめぐって――