FREE JAZZとHIPHOPのセメント・マッチによる完全な融合。全編にみなぎるスタジオ一発録りの緊張感と極上のヴァイヴス。THINKTANK+MINGAのセッション・アルバム発売！！全てにおいて既存のヒップホップ・アーティストと異なるスタンスを保ち続ける確信犯的無意識異能集団「THINKTANK」。1stアルバム 「BLACK SMOKER」以降の、この１年半の間にも、変則ライブ・アルバム「THIS ISDOGSHIT」や、T-シャツ付きでBEAMS-TとコラボレイトしたBLUEBERRY「OVERDOSE」や、 KILLER BONG「HAMBURGER」などの個性的なミックス・テープ、またKILLER BONG／LORD PUFFの２人の覆面名義でのアルバム同時発売など、独自な活動を続けてきました。その中でも最も印象的なのが、彼等のレーベル「BLACKSMOKER RECORDS」主催のイベント「EL NINO」のスタートだといえます。池袋BEDで不定期に開催されるこのイベントは、2003年5月に第1回目が開催されて以来、既に4回を数え、一部のTHINK TANKフリークを熱狂させ続けています。

ここでの目玉であるTHINK TANKのライブでは、KILLER BONG,BLUE BERRYによるMPCよりナマ出しビート、２人のDJによる複雑なコスリの交錯に加え、生楽器とのインプロビゼーションが行われ続けてきました。そこ にフィーチャーされているのが、フリー・ジャズ・ユニットの「MINGA」です。本作は、その「EL NINO」で繰り広げられているヤバすぎるセッションを、スタジオ内で完全再現。一発録りでその怪しくも熱いヴァイブスを録音物として封じ込めました。 手練れのミュージシャンたちと呼応するイルなサンプリングとフリー・スタイルのラップ。ここで聴けるウッド・ベイス、サックス、パーカッション以外の音は、全てターンテーブルとサンプラーによるものです。初期衝動のみに身を委ねて奏でられたそのセッションのイカれ具合は１聴すれば分かる事でしょう。不 気味に成長を続けるヒップホップ・ウイルス「THINK TANK」。周囲に仕掛けられたトラップがいつどこで炸裂するのか。本作はその一つに過ぎません。

HIPHOP KILLER BONG
BLACK SMOKER