※希少な「絶版書」です!!

戦後思想が切りすてた
温かな日本の思想の源流をたどる

NHKの100分de名著の特番で、中島岳志さんがオススメしており、ずっと気になっていた一冊でした。
昭和の思想を捉えなおす好著だと思いました!!

古書店にて購入しました「初版本」（2007年）です。
やや使用感がございます。表紙が開かれています。2007年刊行の書籍としては、比較的綺麗だと思います。※詳細は写真をご参照ください。

「昭和維新試論」
著者: 橋川 文三 （はしかわ・ぶんそう）
定価: ￥1,100
筑摩書房 / ちくま学芸文庫

著者は昭和初期のナショナリズムを軍国主義と一体とみる戦後の進歩思想の流れのなかで、かつて自分をとらえたナショナリズムの意味を考えつづけた。彼は昭和維新思想の起源を、明治の国家主義が帝国主義に転じたとき青年の心に広がった不安と疎外感のなかにみる。この不安を手掛かりに、日々市民に向かって桃太郎主義を訴えた赤児のように純真な渥美勝を始めとして、高山樗牛、石川啄木、北一輝ら、戦後進歩思想が切りすてた不能率かつ温かい心情をもった人々の系譜を掘り下げ、昭和維新思想を近代日本精神史の中に位置づける。

橋川 文三
ハシカワ ブンソウ （ブンゾウ）
1922年─1983年。長崎県生まれ。東京大学法学部卒業。明治大学政経学部教授として近代日本政治思想史を教えるかたわら、戦後冷遇された日本浪曼派の思想をテーマに執筆活動を行う。主要著書：『日本浪曼派批判序説』『近代日本政治思想の諸相』（以上、未來社）『現代知識人の条件』（徳間書店）『歴史と体験』（春秋社）『西郷隆盛紀行』（朝日新聞社）『黄禍物語』『橋川文三著作集』増補版全10巻（以上、筑摩書房）

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丸山眞男 ナショナリズム 昭和超国家主義の諸相
北一輝 渡辺京二 日本浪曼派批判序説 吉本隆明
講談社学術文庫 平凡社ライブラリー 岩波現代文庫