1960年代から活躍するシンガーソングライターの草分け、小坂忠の2013年リリースの廃盤アルバム。

68年に柳田ヒロらとGSバンド、ザ・フローラル結成。その後、そのフローラルにスカウトで松本隆と細野晴臣が加わり、バンド名をエイプリルフールと改名する。エイプリルフールはアルバム1枚を残したが、小坂がロックミュージカル「HAIR」に出演することになり、脱退。同バンドは新しく大瀧詠一を迎え、伝説のロックバンド・はっぴぃえんどが誕生する。
小坂は1971年、村井邦彦、川添象郎、ミッキー・カーチスらが設立したマッシュルームレーベルより名作ソロアルバム『ありがとう』をリリース。その後も1975年に細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆を中心に結成されたティン・パン・アレーの演奏による傑作アルバム『HORO』をリリースするなど大活躍した。
その後、娘の重度の火傷の奇跡的な復活からクリスチャンとなり、ゴスペルシンガーに転向。晩年はその経験を生かした幅広い音楽を手掛けた。
2022年ガンにより死去。
本作はその後期にあたる、2013年リリースのアルバム。若い頃と変わらぬ心に沁みる歌声を聴かせる。はっぴぃえんどの鈴木茂がゲスト参加。

曲目リスト
1向きを変えて
2明日になれば
3だからこの道を
4やり直せばいい
5エクソダス(そこから出て)
6いつか見た夢
7ひとりじゃないから
8出会いの歌
9パワー・オブ・ラブ
10Nobody Knows

※廃盤かつ送料込みにつきお値引きご容赦ください