1977年に東京光学から発売された、トプコン製最後のカメラ、TOPCON RE-200、RE-300の標準レンズです。 RE TOPCOR 55ｍm F1.7のトプコンマウント/EOS-EFマウント変換レンズです。



TOPCON RE-300は、輸出専用のカメラで特に欧州に輸出されたそうです。従って、「日本未発売」殆ど見る機会がなかったレンズです。

でも、なんとトプコンでは一番売れたレンズなのです。

エキザクタマウントのトプコンREシリーズとエキザクタEDXシリーズ、姉妹機には、KマウントのTOPCON RM、EDIXA CX5、QUANTARAY、CARENA KS/KSMなどOEMを含めバリエーションが色々とあり、国内より海外で、評価、人気のあったカメラです。



TOPCOR(トプコール)のレンズは、解像力（分解能）を重視した線の細い繊細な描写を持ち味としています。このRE TOPCOR 55ｍm F1.7も、解像力重視のレンズではありますが、販売先をヨーロッパに重点を置いたためか、ヨーロッパテイストの味付けにされているような気がします。



解像力とコントラストを高いレベルで両立させれば、優れた質感表現を可能とするシャープなレンズになりますが、これらをレンズ設計で両立させるのは難しく、両者のどちらにどれだけの重みを置くのかが、光学メーカーそれぞれの設計理念であり、この設計理念こそがオールドレンズの性格、描写の味を決める決定要因の一つと思います。

また、販売先の国や地域によっても、レンズの味付けが変わるのは、料理の世界みたいで奥が深いと思います。



レンズ交換式一眼レフ、エキザクタマウントのレンズですが、EFマウントを追加加工してあります。レンズの構造上、若干アンダーインフです。（マウントの取り外し可能、リアレンズキャップ付きです。掲載のカメラは含まれません。）



スレキズ、カビホコリも殆どありません。マウントアダプターを制作する際に、清掃、メンテナンスはしてありますので、撮影には支障はないと思います。



温調の味わいながら、発色の良いレンズです。

ヨーロピアンテイストされたトプコンで、日本の風景を切り取って見ては如何でしょうか‥‥‥‥



ご検討の程、よろしくお願い致します。