古い大工道具の「両刃鋸」二丁に「雁頭鋸」に「畦挽き鋸」の四丁組です。
両刃鋸は比較的荒仕事用と細工用の刃の二丁。
鳥の雁の頭に形が似ている事から「雁頭鋸」と言われる万能鋸、
「畦挽き鋸」は、板の途中から切り込みが出来る便利な鋸です。
この四丁が揃えば大体の木工加工ができます。
「古い大工道具」の説明は難しいのですが、プロの大工が使っていた道具。
包丁で言えば料理人が使っていた物、
古いが良質な道具と言えます。
いずれも、目立てして試し切り確認をして出品します。

両刃鋸A やや大振り

全長　　540ミリ
刃渡　　210ミリ　八寸
刃幅　　　90ミリ
30ミリ当たりの刃の数　21枚
柄　　藤半巻き
銘　　タガネ銘　中屋高長
　　　欠刃なし、未使用に近い

両刃鋸B 精密工作用

全長　　540ミリ
刃渡　　210ミリ
刃幅　　　80ミリ
30ミリ当たりの刃の数　23枚
柄　　藤半巻き
銘　　タガネ銘あり中屋xx
　　　欠刃1 支障無し
　　　鋸の先端部を「見当刃」と言いその一部が欠けています。
古い大工道具に良くある例て、畦挽きの代用？正しくは鋼の硬さを調べる指針とする為と言われます。
硬ければ切れ味は上がりますから。

雁頭鋸

全長　550ミリ　片刃
刃渡　240ミリ
刃幅　　40ミリ
30ミリ当たりの刃の数　11枚　荒い
柄　銅巻き
銘　　中屋xx
　　欠刃1箇所　支障なし

畦挽き鋸

全長　　385ミリ
刃渡　　60ミリ
刃幅　　42ミリ
　　欠刃無し