ご覧いただき、ありがとうございます。Canon Serenar 100mm F4 I型、ライカL39マウント（スクリューマウント）です。



＃性能が分かりやすいように作例を入れ替えました。



Canon Serenar 100mm F4 I型は1948年（なんと終戦直後です）から製造販売されたトリプレット・レンズ（3枚構成）で、写真にある通り、レンズ自体にはSerenar 10cmと記載されています。I型とII型は、外見で判別が困難なのですが、重さが異なっていることから、これはI型であると考えてこれまで使ってきました。

https://global.canon/ja/c-museum/product/s28.html



I型で現在出回っているのは状態が悪いのが多いのですが、写真の通り、外観は非常に綺麗です。また、レンズ自体も、強い光を当てると周辺にわずかなクモリが見られますが、通常の視覚ではクリアに抜けた状態で、作例でも分かるように影響はありません。カビもありません。写真の通り、拭き傷もなく、絞りに油染みはありません（絞りの写真は少し見にくいかもしれません）。ピントリングはやや重めですが、使用にはとくに問題ありません。絞りリングはちょうど動かしやすい重さです。



付属品として、前後キャップ（前キャップは当初からのもの）、当初から付属していた100mmのビューファインダー（視野はとくに問題ありませんが、パララックス補正は動作しません）、当時の革ケースです（ただし革が縮んでいて、入れると出しにくいので気をつけてください）。



オールドレンズですので、逆光ではコントラストが低下し、オールドレンズらしさが出ますが、順光では発色も良く十分に解像します。トーンもよく出ます。トリプレットのレンズは設計上100mm以上で弱点が目立たなくなるといわれており、実際これも良く写ります。デジタルカメラで撮影した作例を確認していただければと思います。



オールドレンズであることをご理解なさってご購入ください。どうぞよろしくお願いいたします。



すり替え防止のため、原則としてNCNRでお願いいたします。何か質問等ありましたら、コメントからお願いいたします。