創業1904年、

ワークウェアの老舗：ブルーベル社から

1947年にスタートした「Wrangler」。


カウボーイやロデオ御用達なことから、
綾織によって生じる捻れが生まれない独自のデニムの織り
「ブロークンデニム」を開発。

70sにわ、アメリカン・マッチョ志向を逆手にとった
ヒッピーたちの御用達の「ニューシネマ」ならぬ
「ニューデニム」になってイく訳ですが、

親の世代や、上の世代への反抗・態度を、
同じ物を全く違う使い方で政治的な道具にする。
此れ即ち「カウンター・カルチャー」とでもいわんや。うん、イワンのばか。

はい。


こちらわ、

80年代ラングラーのマルチストライプのウェスタンシャツです。

非常に密度の高い左綾織りの厚手生地に、
赤・青・紫・黒・白の高配色な染み込みプリント。

作りもUSAの誇りを感じさせる堅実・堅牢さ。
紫のステッチもいい雰囲気で、
この生地だけでもなかなかのモンですが、

特筆すべき話、

この堅実・堅牢さ故に可能になったすばらしい褪色。

服全体に見受けられる美しいフェードで賞。

アタリの出易い肘からカフスにかけて
白むほどの褪色がありマスが、
生地もステッチもピンピンしてマス↑

ここまで着込まれてイテ、
ピンホールわおろか、ボタンの欠損、ステッチの抜けも生じていないとわ…

90年代に、
工場が海外に移転する前のアメリカの物作りへの気概を感じさせる1枚。

ご覧の通り、裏地までめちゃくちゃカッコイイので、

コムデギャルソン好きわインサイドアウトでイカがで賞。
むしろ、ジュンヤワタナベにこそ「Wrangler」かしらん。


サイズ：
肩50cm 袖丈63cm 身幅60cm 着丈80cm


デカい作りでサイズ感まで素晴らしいデスね。

70sの所謂ウエスタンシャツほどのシルエットのクセもなく、
現代のファッションに非常に落とし込め易いと思いマスだ。

ヒッピーを通ってきただけあって、
とてもレイドバックした雰囲気デス。
ストリートやデザイナー物にも十分にイケる1枚です。