★木村利三郎 Risaburo Kimura 油彩「NYC 」


イメージサイズ61×74cm
F20号
額サイズ：63.5×76.5cm
作品状態 良好

真作保証

木村利三郎の油彩画は、独特な都市のビジョンと技術的な要素が融合した作品として、非常に魅力的です。

### 解説
1. **テーマとコンセプト**:
- この作品は、現代都市とテクノロジーの結びつきを視覚的に表現しています。中央に描かれた基板のような構造物は、都市の中心的なシステムやネットワークを象徴しており、都市の生命線であるインフラや情報の流れを想起させます。
- 色彩や構図は、技術革新の躍動感と近未来的なエネルギーを伝えています。

2. **ディテールの巧みさ**:
- 緻密に描かれた建物や配線は、木村利三郎の技術力の高さを示しています。観る者に都市の複雑性を感じさせると同時に、秩序立った美しさも提供します。

3. **色彩の豊かさ**:
- 鮮やかな赤や緑が基板を際立たせ、背景の青やグレーの都市景観とのコントラストを生んでいます。これにより、作品全体がダイナミックかつ視覚的に魅力的です。

4. **メッセージ性**:
- 都市の発展とその背後にあるテクノロジーの重要性を浮き彫りにしつつ、同時に現代社会の複雑さや依存性を示唆しています。

木村利三郎
Risaburo Kimura

・1924
横須賀に生まれる
・1954
法政大学哲学科卒
・1964
渡米
・1962
現代日本版画展 パリ
・1963
版画新人ジャーナル賞展（日本）
・1966
全米版画展 ブルックリン美術館（ニューヨーク）
・1968
全米版画展 オクラホマアートセンター（U.S.A）
全米版画展 ミシガン（U.S.A）
全米版画展 テネシー（U.S.A）
第8回現代日本美術展（日本）
東京国際版画ビエンナーレ展（日本）
・1969
個展 ロングアイランド大学（ニューヨーク）
全米版画家協会50年記念展（ニューヨーク）
・2014
没


都市の崩壊と再生、そして宇宙を表現した。単身ニューヨークに渡り芸術家が集うアパート、通称クレイジーハウスで描き続け、マンハッタンのビル群と対峙しながら版画、油絵、水彩など多彩に制作。