※希少な「絶版書」です!!

闘う知識人
幅広い批評領域と情熱を凝縮した一冊

現在のパレスチナ・イスラエル問題に繋がる経緯と、
その捉え方を学べる良書でした!! インタビュー形式でとても読みやすく、オススメの一冊です。

古書店にて購入しました「初版本」（2005年）です。
カバー表紙・裏にスレ（光の反射で確認できる程度）がございます。また表紙が開かれています。2005年刊行の書籍としては比較的綺麗だと思います。※詳細は写真をご参照ください。

「ペンと剣」
著者: Said Edward W （エドワード・W・サイード）
インタヴュアー: David Barsamian （デーヴィッド・バーサミアン）
翻訳: 中野 真紀子 （なかの・まきこ）
定価: ￥1,320
筑摩書房 / ちくま学芸文庫

ヨーロッパ文明とオリエントの相克を見つめ、排他主義、分離主義的な西欧的価値観に鋭い異議を唱えてきたサイード。二〇世紀後半もっともアクチュアルな闘う知識人が、思想界に新潮流を生んだ古典的名著『オリエンタリズム』や『文化と帝国主義』などの自著を語り、パレスチナ問題とのかかわりを広い視野から検討する。異色のコミュニティ・ラジオ番組で長期に重ねられたインタビューをもとに、平易な語り口のなかにルネサンス的教養人サイードの批評の真髄と情熱を凝縮させた一冊。

第１章　パレスチナ人の祖国追放をめぐる政治と文化
第２章　オリエンタリズム再訪
第３章　ペンと剣―文化と帝国主義
第４章　イスラエルとＰＬＯの合意―批判的評価
第５章　パレスチナ―歴史への裏切り

サイード，エドワード・Ｗ
1935年、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。プリンストン大学、ハーヴァード大学で学位を取得。コロンビア大学で英文学・比較文学を教える。主著に『オリエンタリズム』『知識人とは何か』（ともに平凡社）、『文化と帝国主義』『遠い場所の記憶──自伝』（ともにみすず書房）など。2003年没。

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