「小さき王たち 濁流 第一部・第二部・第三部
堂場 瞬一
定価: ￥ 880 / ¥900 / ¥920

#堂場瞬一 #堂場_瞬一 #本 #日本文学／小説・物語

【第一部】
高度経済成長下の1971年12月。衆議院選挙目前、東日新聞新潟支局の若き記者・高樹治郎は幼馴染みの田岡総司と再会する。田岡は新潟選出の与党政調会長である父の秘書として選挙応援に来ていた。だが、選挙に勝つために清濁併せ呑む覚悟の田岡と不正を許さずスクープを狙う高樹、二人の道は大きく分かれようとしていた…。

【第二部】
震災とテロの爪痕が残る1996年12月。父親と同じ新聞の世界に飛び込んだ新潟支局の新米記者・高樹和希のもとに、謎の男から不正選挙資金疑惑の密告が。父で社会部長の治郎の指示で取材を進めるが、その背後には25年前に贈収賄事件で敵対し、マスコミの支配を目論む政治家・田岡総司とその秘書で息子の稔の影が…

【第三部】
コロナ禍に喘ぐ2021年の日本。
政治家の不祥事を新聞は追及しきれず、民事党顧問・田岡の目指す政治のメディア支配が進んでいた。田岡に抵抗する東日新聞顧問・高樹は、この戦いに孫の健介を新潟支局記者として投じる。新潟の地盤を継いだ田岡の息子を醜聞で落選させるのだ。
50年にわたるニ家の因縁が決着しようとしていた。

カバーを掛け、気を付けて一読していますが、気になる方はご遠慮下さいませ。
宜しくお願い致します。