リュミエール／村治佳織

①サティ：ジムノペディ 第1番

②サティ：ジムノペディ 第3番

③ドビュッシー：亜麻色の髪の乙女

④ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ

⑤ディアンス：サウダージ（郷愁）第3番

⑥フランシス・クレンジャンス：2つの舟歌

⑦ピエール・ド・ブレヴィル：ギターのための幻想曲

⑧フォーレ：『ドリー』組曲～子守歌／優しさ

⑨サティ：グノシェンヌ 第1番

⑩吉松隆：水色スカラー

⑪ドビュッシー：『ベルガマスク』組曲～月の光

⑫ミシェル・ルグラン：夏は知っている（映画『おもいでの夏』より）



村治佳織（ギター）

録音：2005年6月イギリス〈デジタル〉



デッカ移籍第2弾となったドビュッシーからミシェル・ルグランまで……フランスの香りあふれるアルバムです。最も多感な時期にパリに留学していた村治佳織が五感で吸収したフランスのテイストが息づき、村治の繊細な感性がニュアンス豊かな音となって収録されたアルバムです。フォーレの『ドリー』とミシェル・ルグラン：『夏は知っている』は、二重録音になっています。



移籍第1弾「トランスフォーメーション」ではビートルズ、武満徹を弾いて新境地をみせた村治佳織。今回もサティ、ドビュッシーなどのアレンジ物にすばらしい演奏を聞かせています。ピアノ曲としてあまりにも有名な『ジムノペディ』も、こうしてギターで聞くとまた違ったおもむきで、そのひそやかな美しさには身も心も癒されるよう。ギター独特の郷愁にみちた哀感がたまらない『亜麻色の髪の乙女』と『亡き王女のためのパヴァーヌ』も素敵です。一方、オリジナルのギター曲であるディアンス、クレンジャンス、ブレヴィルの作品では、村治がいまや日本ギター界の第一人者であることを示す充実の演奏を披露、もはや貫禄さえ感じさせる名演といえるでしょう。このフランス・テイスト満点のアルバムの中で、日本の吉松隆の作品が独自の爽やかな魅力を放っている点にも注目。天才ギタリスト、山下和仁を念頭に作曲されたという難易度の高いこの曲をみごとに弾きこなす村治の冴えたテクニックが聴きどころです。



国内盤、外箱付、盤面傷無し　10

帯はありませんがそれ以外は新品に近い美品です



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