経年劣化、焼けは否めませんが、比較的きれいに保存してある方だと思います。
個人所蔵をご理解くださる方、よろしくお願いします。

昭和35年6月1日発行



下記、他HPのレビュー拝借。


明治・大正・昭和、日本を牽引した真の経済人と国際経済の動向を描く優れた伝記
2015年4月18日に日本でレビュー済み
藤本光城氏をネットで調べても著書は出てくるものの人となり（経歴）は分からない。（なんとか知りたいものだが…）
しかし、この「松方・金子物語」に見る筆力は、並みの伝記作家ではない。時代の雰囲気、人物の気性・先見性・行動力・周囲への影響力など藤本氏の描く筆の冴えは小島直記や城山三郎、吉村昭などにもひけをとらない。

松方幸次郎の没後10年（金子直吉没後16年）の時期に、彼らの薫陶を受けた人々に協力を得、神戸から日本、そして世界へと雄飛した二人の
偉大な経営者の伝記を藤本氏が執筆し兵庫新聞社（既に無い）が発行したものだ。

予想以上に内容の素晴らしい本で驚いた。

絶版なのでレビューが長いのを許してもらい内容を簡単に。
・口絵カラー：松方幸次郎のポートレート（Brangwyn筆）
　　　　　　　　 金子直吉像（小磯良平筆）
・口絵白黒写真：川崎造船、鈴木商店創業時主要人物の写真、両社の創業時の写真、米騒動、川崎大争議の写真、その他関係する種々の写真
・巻頭言（刊行に際して）：手塚敏雄（川﨑重工社長）、高畑誠一（日商会長）
・松方・金子物語　本文
・関係者から寄せられた回想：松方三郎（正義の十三男、幸次郎の養子、共同通信専務）、金子武蔵（直吉次男、東大文学部教授）、浅田長平
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（神鋼会長）、大屋晋三（帝人社長）他全12名