米国ボストンを本拠に、自筆画＆オリジナル・テキストによる300作以上、累計１億冊超の絵本を世界中に送り届けた、リチャード・スキャリー(1919-1994)。
日本でも『スキャリーおじさ んの……』の冠タイトル・シリーズなどが人気を博したようです。

本品は『RICHARD SCARRY'S BUSY, BUSY WORLD』(65) の英国版 (初版66年) の第２刷(67)。
版元はPAUL HAMLYN社。

かつて母の母(私の祖母)の知人女性が少女時代の母にプレゼントしてくれた、２冊のスキャリー作品のうちの１冊。(もう１冊は共著。そちらも間もなく出品予定！)
２冊とも母から私が引き継ぎ、以来手元で保管してきました。

本書邦題は『ピッピロンドンへいく』(訳:久米譲)。
2022年２月中旬現在、日本のオンライン上に、翻訳版3,000円(送料別)、原書2,483円(送料別)～13,100
円(/送料込)で出品されています。

全33編。世界33か国/都市に住む猫犬狸狐豚鼠虎豹兎山羊パンダライオンカンガルーらを各地の、いわば"ご当地ゆるキャラ" としてフィーチャー。各々の気ぜわしく多忙なーー"BUSY, BUSY"ーー日常生活の、心躍るスケッチ集です(^_^)！

★33編で軽々 (いささかステレオタイプな) 世界一周♪
★ページの大部分をヴィヴィッドな挿絵が占め、センテンスは短くユーモラスでリズミカル。親子で一緒に、繰り返し音読して楽しめます♪

《33編中のタイトル例》
※「ピップピップ、ロンドンへ行く」(→邦題のモト; 写真５枚目)
※「ドイツの煙突掃除屋シュムッジ」
※「パリの警官ピエール」
※「ディッグ教授とエジプトのミイラ」
※「ヴェネチアのゴンドリエーレ、マリオ」(写真６枚目)
※「香港のアーチュー」(写真７枚目)
※「インドのラジャー」(写真８枚目)
※「ハワイの漁師ウクレレ・ルーイ」
※「ローマで開運を」
※「メキシコのマヌエル」
※「アフリカの写真家キューカンバー」
※「東京で電車に乗る」(写真９枚目)
※「ニューヨークの消防士スモーキー」
※「オーストラリアの看護師マチルダ」(写真７枚目)

★かすかな経年ヤケ、グロッシーなハードカバーの角や裏表紙に多少の傷みが見られますが(写真10枚目)、古書としては全体的にキレイな状態です♪