①カンタータ 第７０番「目を覚まして
　祈れ！　祈りて目を覚ましおれ！」
　BWV 70

　エディット・マティス：ソプラノ
　トゥルデリーゼ・シュミット：アルト
　ペーター・シュライアー：テノール
　ディートリヒ・フィッシャー = ディー
　スカウ：バス

②カンタータ 第１４０番「目覚めよ、
　と　われらに呼ばわる物見らの声」
　BWV 140

　エディット・マティス：ソプラノ
　ペーター・シュライアー：テノール
　ディートリヒ・フィッシャー = ディー
　スカウ：バス

カール・リヒター：指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団
録音：1977年 ＆ 1978年

レーベル：ARCHIV
品番：POCA - 3031


リヒターが世を去って、今年は何年目になるのかな？　４０年以上にはなるはずだけど・・・。
若い頃、LP に真剣に耳を傾けたリヒターの時代は、残念ながらとうに去りました。振り返れば、バッハ及びバロック音楽の分野ではオリジナル楽器による革命が起こり、演奏の様式も理念も大きく様変わりしてしまいました。

去年の 12 月、まだレイチェル・ポッジャーが在籍していた頃のフロリレジウムが録音したバッハのトリオ・ソナタ集を購入した方からは、取り引き後に「・・・とても気に入り、愛聴盤になりそうです。昔の巨匠演奏家のモダン楽器による重々しいバッハも良いですが、現代の演奏家の古楽器による渋さと軽やかさが同居しているこうした演奏も良いものですね♪」というメッセージが届きました。

リヒターとの出会いは、高校１年生の時にまで遡ります。音楽科の武智先生が LP 100 枚組の「 バッハ大全集（アルヒーフ）」を貸してくださったのですが、カンタータを演奏していたのがリヒターでした。小生のバッハ観に決定的な方向づけをしてくれたのは、リヒターだったんだなァ・・・・・・と、再生確認していて改めて痛感しました。小生にとってリヒターは、演奏そのものへの感動とともに、これらの演奏を聴いた時代とが、いつまでもついてまわっているようです。まさに「時代を超えた存在」です。



盤面の外周部に、１ヶ所小さな傷があります。素人検品です。傷の捉え方には個人差があることをご理解願います。

出品前に、全曲の再生確認してあります。問題なく、再生できます。

神経質な方は、購入を控えてください。