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●全面に彩波紋が入る美しい大理石の門字硯です。
　明治期頃の天然石和硯のひとつと思われますが、硯石の産地までは判っておりません。比較的硬い玉質で鋒鋩はかなり細かく、紅絲硯などに近い磨墨感です。端渓端石や歙州のようなザクザクおりるという磨墨感ではありませんが、水墨画や淡墨作品などの微粒子で繊細な墨色を作るには比較的向いているようです。
　木製の台付きですが、経年に因り木が締まり硯が抜けない状態です。

【硯の特徴・サイズなど】
★大理石・門字硯 　
　（全面に彩波紋が入る美石　木製台付き→経年の木の縮みで硯が抜けない状態です　明治期頃の天然石和硯と思われる）
硯の本体⇒ 約14.1×8.5×？cm （6吋弱）
　台含めて⇒ 約17.7×11.0×4.8cm （約1068g）

●時代品故の小キズ・スレ・墨残りなどがあり、木製台は経年に因る木の縮みで硯が抜けない状態ですが、鋒鋩自体はかなり細かくと良く、硬い石質の硯としては磨墨溌墨もよい方かと思います。

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