「交響曲第7番ハ短調作品60・レニングラード」はソ連(現ロシア)の作曲家ドミートリィ・ショスタコビッチが作曲した交響曲です。1942年3月29日、プラウダ紙にて彼は次のようなコメントを発表しました。「私は自分の第7交響曲を、我々のファシズムに対する闘いと我々の宿命的勝利、そして我が故郷レニングラードに捧げる」
ショスタコビッチ全作品の中でも本作は、交響曲第5番と並び最も人気があります。第二次世界大戦の最中、ナチス・ドイツに包囲されたレニングラード(現サンクトペテルブルク)市内で作曲され、戦争をテーマとした大作として知られています。しかし、ソ連のプロパガンダを感じさせる部分もあり、壮大なる愚作との評価もありました。しかし、1970年、ショスタコビッチの以下の証言で評価は再び変わりました。「この作品はスターリンによって破壊され、ヒトラーによってトドメを刺されたレニングラードなのです」
現在はまた逆に、ロシアはウクライナに侵攻、破壊活動をしています。いつの世も侵略者が絶えることはありません。シカゴ・シンフォニー・オーケストラ、レナード・バーンスタイン指揮、1988年録音盤、メイドインGERMANY、DEGITAL REMASTER RECORDING、CD2枚組み、英文、ドイツ語解説書付き、未使用品に近く美盤です。