モチーフはマリー・アントワネットの愛した矢車草で、1970年代半ばにパリの蚤の市で買ったデミタスカップ&ソーサーです。

18世紀のマリー・アントワネット関連のものには矢車草のモチーフを度々見かけます。

刻印がないのですが、1970年代にすでに蚤の市に出ていたものなので、100年ぐらい前のものかなと思い、調べたところ、この矢車草のモチーフは1920年代前後に再流行したそうです。従ってこのデミタスカッ＆ソーサーもその頃のものと思われます。

取っ手のデザインも美しく、アンティークならではの繊細さがあります。

表面にはカップにもソーサーにも細めの線状の盛り上がりがあって、なかなか凝った作り。
しかし見た目はあくまでもシンプルなところが素敵です。

当時のフランスのやきものは磁器ではなく陶器が多いのですが、これは磁器です。
状態はアンティークの割には比較的良く、欠けや傷は見られませんが、製作のときについたと思われる小さな点（汚れ)がカップの内側に見られます。また縁の金彩が少し剥がれています(写真をご参照くださいませ)。

現代ものとは全く違うものなので、
比較することは無意味です。
神経質な方はご遠慮くださいませ。
古いものにご理解のある
アンティーク好きな方におすすめいたします。

サイズ:
カップ　口径5.8cm 高さ6cm
ソーサー　14cm


種類···コーヒーカップ＆ソーサー