①『こころ』夏目漱石　　1914年
定職も持たず思索の毎日を送る代助と友人の妻との不倫の愛、激変する運命の中で自己を擬視し愛の真実を貫く知識人の苦悩を描く。

②『友情』武者小路実篤　1920年
主人公野島とその親友大宮における友情と恋愛の相剋、青春のあらゆる問題がこのテーマを中心に展開される。

③『走れメロス』太宰治 1940年　
自分が処刑されることになると承知の上で友達を守ったメロスが人の心を信じられない王に信頼することの尊さを悟らせる物語。

④『金閣寺』三島由紀夫　 1956年
金閣寺の美に取り憑かれた学僧がそれに放火するまでの経緯を一人称告白体の形で綴ってゆく物語。この作品は海外でも評価が高い作品。

『こころ』だけは違いますが他は経年劣化が見られます。特に『金閣寺』は紙がかなり茶色に変色しています。

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