定価1500円
1回読んだのみ
きれいです



虐待などしていないのに突然、児童相談所に子どもを連れて行かれ、一時保護されてしまったと分かりパニックになる親。ネットで調べてもどうすれば良いのか分からない。著者が里親として児童相談所や、児童養護施設を見て来た経験、YouTubeを始め、一時保護された子どもたちを支援してきた経験を元に、「児童相談所の職員とは」、「児童相談所の管理職とは」を建前論ではなく、人間の本質を考えながら書き綴った。彼らがどのように判断するかを、保護者らが推測しながら、最善の対策を取れるようになるための一助にとの思いで書いた渾身の一冊。児童相談所を運営する地方自治体は、外部に対して建前論しか主張しないし上、行政としてマスコミを集めて、良い事をしているかの如く報道させる。人間である以上、間違いは発生する。児童相談所職員が、絶対に間違いを起こさず対応し続けることは事実上不可能だ。誤認保護は当然起こるが、児童相談所は認めようとしない。現行法においては、どんな家庭でも「子どもに虐待をしている」と判断できる欠陥状態。全ての家庭が、児童相談所に、突然子どもを連れて行かれる可能性がある。一時保護されて初めて分かる、理不尽な児童相談所の対応。
児童相談所の組織構造を理解の一助に。