超貴重
荷風についての貴重な得難い2冊
1: 荷風と東京
　『断腸亭日乗』私註
　川本三郎 著
　読売文学賞受賞
　都市出版社発行　606p
　平成8年9月 1刷発行　
　平成9年1月 9刷発行
　『荷風の足跡を克明にたどる。著者会
　心の自信作』　定価 3200円
　カバー、帯付き。ヤケなどもなく極め
　て美品。ただし、帯の一部にわずかな
　ヤブレあり。
2: 永井荷風傳
　秋庭太郎 著
　春陽堂 発行　566p
　昭和51年1月20日 初版1刷発行
　定価　3800円（税抜）
　外函付き。写真、図版多数収録。
以前、都内の大手古書店で新品同様のものを購入。その後、丁寧に保管していたので経年によるヤケなどはありません。
古本ではありますが美本です。本の状態の詳細については添付の写真をご覧の上、ご判断いただければと思います。
PP袋、緩衝材で保護のうえ、匿名発送いたします。
なお、この本以外にもCDや村上春樹などの本、主に小説や初版本など、また、食器やレディースのウェアなども出品しておりますので、よろしければ一度、ご覧ください。
（参考）
「荷風と東京」　断腸亭日乗私註　川本三郎著。墨東の陋巷とモダン東京を愛した東京の散歩者、永井荷風。川本三郎のライフワーク。『東京人』連載時の原稿に大幅加筆、書き下ろしを加えての力作。
「永井荷風傳」（秋庭太郎著）は荷風の評論。秋庭は日本近現代演劇史のほか永井荷風研究に優れた業績を挙げ、1977年、『永井荷風傳』で読売文学賞受賞。秋庭 太郎（1907年- 1985年）は演劇学者。荷風に心酔し、荷風研究は秋庭にとって代表的なテーマとなった。荷風への惚れ込みは強く、「荷風に倣って自身も生涯独身を貫き、僧籍に入った」そうである。ただ、荷風と直接会おうとせず、荷風の葬儀も荷風宅には赴いたものの、近隣人々と葬列を見守っただけであったという。
以下、個人的感想の付け足し。
2025年8月12日のYahooニュースに川本三郎が新たな荷風の魅力を論じている。タイトルは「なぜ男は年をとにしたがって『荷風好き』になるのか」。また、初版本を揃えるとすると、一番高い値段がつくのは荷風だそうである。少なくとも中年以上の男にとっては、最も格好いい作家は漱石、鴎外、谷崎、芥川、太宰、村上春樹ではなく、荷風ということでしょうね（個人の感想）