《ゲレオン・ラート・シリーズ》第二弾❣️

『濡れた魚』に続く、ベルリンミステリ大賞受賞シリーズ第二弾。

「死者の声なき声 上・下巻」
酒寄進一 / フォルカー・クッチャー

　映画が喋りはじめた1930年のベルリンで、将来を嘱望されていた女優が撮影中に痛ましい死を遂げた。
　事故で片付けようとする上司に反発し、ベルリン警視庁殺人課のはみ出し者ラート警部は、またもや独自に動きだす。
　刑事としての矜持ゆえ、さらには自らの栄達のため。光と影が交錯する映画界と巨大都市を、ラートは東奔西走するが……。

　警視庁の内部でも、捜査先でも次々と問題を起こし、身動きが取れなくなっていく刑事ラート。
　そんな中、不可解な状態の女優の屍体が発見される。
　屍体に施された異様な細工は何を意味するのか……？　　
　ナチスが政権を獲得する前、人々が自らの信念に忠実でありえた最後の時代、ラートはいかにして刑事としての矜持を示すのか。
　現代ドイツ・ミステリの豊饒を体現する、傑作警察小説。

　直属上司に盾付き、同僚を殴り倒し、“言い訳”満載で“警察署の捜査会議ですぞ”にも出ようとしない♪
　こりゃ、立派な組織内“アウトロー”ですわ♪

　上司たるもの“辛抱・辛抱”なんですかねー♪

　“独断専行”も極まり、上司からも引導を渡される〜♪
　さて、どうする⁈
　“ゲレオン❣️”

　世界大戦の間（はざま）のドイツ、時代背景は緊迫の度合いが高まり、いよいよナチスの“跋扈”を予感させる事件が頻発する時代背景♪
　今の世界を覆う“陰”に同質な息吹を感じるのはワタクシだけでしょうか？

　上巻カバーに軽微なスレ及びヨゴレがあります♪
　古書レベルとしての本の状態は極めて良好かと♪