●SACD ハイブリッド・ディスク

●定価3300円


【間宮貴子 / LOVE TRIP】


間宮貴子は謎に包まれた女性シンガーで、3代目クラリオンガールであるサビーネ金子が在籍した、男女混成ジャズ・ヴォーカル・トリオ『PAO』に一時期在籍。

その後ソロ・シンガーとして1980年代のシティ・ポップ・シーンに登場し、メロウでAORなムードが漂う楽曲がそろったアルバム『LOVE TRIP』をリリース。

このアルバムには、来生えつこ、たかお姉弟が楽曲提供を務め、元モップスの星勝、井上鑑、山下達郎バンドの面々なども参加。

大貫妙子のシティ・ポップの金字塔的名盤『サンシャワー』と並び、現在のシティポップ再評価を象徴する1枚で、アナログ盤はトップ・クラスの希少盤として君臨、6桁のプライスにまでプレミア化。

しかしながらこのLPが発売された1982年当時ほとんど話題にならず、彼女はこの一枚でシーンから消えてしまいました。

以前に復刻されたCDの金澤寿和氏のライナーによると『こんな素敵なシンガーが何故アルバム1枚で消えてしまわなければならなかったか？残念ながら今回はその謎に迫ることは出来なかった。』との事。

こちらのCDは、幻のLP1枚とシングル1枚を残し、音楽業界から姿を消してしまったシンガー、間宮貴子の文字通りワンアンドオンリーのデビュー・アルバム『LOVE TRIP』

再評価のきっかけとなったＭ1のほか、冒頭Ｍ2、Ｍ3、Ｍ4、Ｍ5などのメロウ・ミッド曲、さらにＭ6、Ｍ7、Ｍ8のアップ、そして終盤Ｍ9、Ｍ10のミッドまで全曲捨て曲なしの恐るべき内容。

難波弘之や井上鑑、鳴瀬喜博などによる確信犯的なシティ・グルーヴの素晴らしさは勿論、なにより間宮貴子の冷めた感じすら漂う憂いを帯びたフラットなボーカルが特別な普遍性を与えている一枚。

1982年の作品です。

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■PCに一度取り込んだだけの美品です。

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