日本人が心を添わせ、尊んできた神社とお寺。
Penは前作の『神社とは何か？ お寺とは何か？』で、
その違いを検証しつつ、両者を改めて理解し直すことに力を注いだ。
続編となる本作では、厳選した「必ず訪れたい」寺社の魅力を詳しく解説。
実際に寺社を訪れ、より深く味わうための“見どころ”や、
おみくじのルーツ、個性豊かな御朱印の魅力も紹介する。

太宰府天満宮　“美”を通じて発信し続ける、気鋭の権宮司。
椿大神社　一夜を明かしてこそ感じる、神域の空気。
出羽三山神社　豪壮なる修験の社で、山の神の声を聞く。
鹿島神宮＆香取神宮　利根川を挟んで向かい合う、二柱の神。
石上神宮　神話を彩る霊剣が眠る、古の都の名社。
須佐神社　スサノオの御魂が鎮まる、小さな理想郷。
宗像大社　大陸との交通を見守った、玄界灘の聖地。
霧島神宮　日向の国に、“天孫降臨”の舞台を訪ねて。
大山祗神社　武人たちの崇敬の厚さを、宝物館で知る。
神田神社（神田明神）　江戸っ子の愛する社は、変革を恐れない。
三峯神社　災いを除き人々を守る、神の使いの狼。
北口本宮冨士浅間神社　霊峰たる富士山への、東国からの玄関口。

大本山成田山新勝寺　御護摩の炎に、真言密教の神髄が宿る。
東福寺　斬新な枯山水に、モダンの極致を見る。
黄檗宗大本山萬福寺　明朝様式の寺院で、普茶料理を和やかに。
中尊寺＆毛越寺　「地上の浄土」を築こうとした、北の覇者。
善光寺　宿坊にて垣間見られる、仏門修行の一端。
瑞龍寺　城のように荘厳な、シンメトリーの伽藍。
海龍王寺　小さくも威風堂々とした、五重塔の謎。
観世音寺　巨大な観音像の前で、思わず頭を垂れる。
崇福寺　鮮やかな朱が躍動する、和唐折衷の禅寺。
石水寺　人吉の高台にそびえ立つ、一枚岩の山門。
梅洞山岩松院　北斎による入魂の鳳凰図に、時を忘れる。
日蓮宗大本山 池上本門寺　地域の人と交流を深める、文化の発信地。