発売日:2022年9月1日
定　価:1,760円税込


【特集Ⅰ】鏡花文学賞に育てられた金沢
＜巻頭＞ 八稜鏡（はちりょうきょう）の軌跡
●【寄稿】敬愛する「えらい賞」　虚空に一矢を放つ／書評家　豊﨑由美
●【寄稿】幻視する文学たち―鏡花の縁（えにし）　怪奇描く作家の暁星（ぎょうせい）／アンソロジスト　東雅夫
●【寄稿】永遠の不思議を大切に「偉大な流れの始まり」中学生に説いた五木氏／泉鏡花文学賞推薦委員　松岡香
■【対談】泉鏡花文学賞と金沢　「つらいわいね、そりゃ」
石川県中小企業団体中央会長　山出保　×　金沢学院大学長・泉鏡花記念館長　秋山稔

【特集Ⅱ】2023年　生誕150年企画　　安宅弥吉を語る―シンポジウム詳報―
●人づくりこそ、弥吉の志　菩提寺本龍寺（ぼだいじほんりゅうじ）に顕彰コーナー完成／本誌編集室

追悼◆青木新門さん◆
あらゆるものが輝く世界へ　＜再掲＞納棺夫が見た死の実相／青木新門

◎八田技師没後80年　エッセー◎
台湾生まれの蓬莱米（ほうらいまい）と沖縄（ウチナー）　八田技師をめぐる、もう一つの物語／日中翻訳家・通訳　池田リリィ茜藍（ちぇんらん）

＜連載＞
○【ふるさと唄紀行】22　「金木犀（きんもくせい）の匂う道」
○【小説千代女】第1部　総集編／子母澤類（しもざわるい）
○小説【恋なんて、するわけがない】16　えっ、カレイシュウ！？／水橋文美江
○小説【おんな物語】51　蜘蛛（くも）と蛙／竹山洋
○【前田家の武将たち】86　「斉家（せいか）」に生きた男・奥村永福（ながとみ）／童門冬二
○【音楽あれこれ】15　広上時代の幕開け／いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭シニア・アドバイザー　山田正幸
○【句歌の風景】19　俳句は出会いの文学／関戸美智子
○【心に残るスケッチの旅】35／日本画家　石崎誠和
・文芸時評／金沢学院大学副学長　水洞幸夫
・法律を叱る93／弁護士　岩淵正明
・マスコミ時評　北國新聞社論説委員会から／論説委員　堀喜代治

《小説》
・ドライジンジャー／八木しづ
・月見のかたち／北山修子
・恫喝（どうかつ）の家康／松田龍彦

・読者の声／編集室から徒歩