国鉄・JRラグビー物語 日本ラグビーの礎を築いた鉄道マン
堤 哲
定価1980円

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本書は、日本の実業団ラグビーの魁であった国鉄ラグビーの歴史と、その伝統を受け継いだＪＲラグビーの近況を１冊にまとめた記録書です。国鉄ラグビーの成り立ちと発展の経緯を、歴史的試合の戦況や主力選手のエピソードなどを交えて紹介しています。
目次
第1章 ラグビー王国九州
・小倉到津球場
・製門戦
・ラグビー「製門戦」の初試合
・「鉄を食べて」日本一の製鉄ラグビー部
・門鉄対鮮鉄ラグビー試合
・新島清のラグビー人生
・エリート教育だった福中ラグビー部
・優勝請負人だった新島
・「闘球」と名が変えられて
・福岡高校、九州各地へ巡回コーチ
・強い！東福岡高校の秘密
・Ｗ杯日本代表に6人の九州出身者
第2章 国鉄ラグビーのはじめ
・鉄道省ラグビー部誕生
・東鉄、7人制ラグビーの初代王者
・ラグビー部創設は、石田啓次郎の入省がきっかけ
第3章 実業団のトップチーム
・全国鉄道ラグビー大会始まる。初代王者は東鉄
・本省が「復仇」の初優勝
・花園の第4回大会で門鉄初優勝
・第5回から東鉄V3、続いて土崎工機部、札鉄、大鉄
第4章 土崎・鷹取・大井工場
・日本一の秋田工業に刺激を受け
・初試合は0－35の大敗だった
・往復列車泊、2泊4日の関西遠征
・鷹取工場跡地に天然芝のラグビー場
第5章 大鉄・近鉄・大毎
・終戦の日「それでも鉄道は動いていた」
・最高38チームが参加した全国鉄ラグビー大会
第6章 鮮鉄・満鉄・台湾鉄道
・戦前の中学大会、外地チームが11年で8回優勝
・始まりはサッカー部をラグビー部に変えたこと
・満鉄の輸送を担ったラグビーの星名テキさん
・柯子彰らが早大OBチームを編成したことも
・日本のオールブラックス「鮮鉄」
・北京の大陸鉄道ラグビー大会で鮮鉄が優勝
第7章 JRラグビー部の発足
・国鉄ラグビー50周年でカナダ遠征
・辞表を懐に3日連続の意見広告
・八幡平で20年続いたJR東日本ラグビー大会
・JR発足10周年記念のカナダ遠征
第8章 聖地・菅平で半世紀
・1977（昭和52）年入社の新入社員が「R77」チームを結成
・国鉄向日町駅ラグビー部も消えた
・最後の国鉄大会
・休部・解散をはねのけて第1回JRラグビー大会