まるで白藍色の澄んだ春空から見渡す始まりの時...。



ゆったりと漂う雲から薫り高い梅、菊や萩、撫子や笹が顔を出し、その眼下に広がる海には菊で華やぐ小船が顔を出し、そのあたたかな日の光を浴びて優しく色づいた美しさで始まりの時を花開き、これから貴女を連れて進みゆく、やまと誂製ゴールドラベル本加賀友禅「小田美知代」落款仕付け糸付訪問着でございます。



1955年石川県金沢市に生まれ、1979年坂井泉龍氏に師事、図案彩色を学び、1982年に第８回加賀友禅新作競技会にて金沢商工会頭賞受賞。1984年に独立し、数々の賞を受賞。常に自然をモチーフにして、五感で感じ取ったものを着物に表現する本加賀友禅作家「小田美知代」落款の一枚。



～加賀友禅～

古くから加賀地方の独自の染色技法であった“加賀染”を基に宮崎友禅斎が享保年間に新しく模様を取り入れたことに始まる「加賀友禅」。特徴は、五彩と言われる藍・臙脂・黄土・草・古代紫を基調とした暖かな色彩に外側から内側へと入れるボカシで、草花や鳥、自然の美しさを絵画調に息吹かせます。



左袖に保管時に付いた目立たぬしみがございますが、撮影のため一度着付けた“あなただけが味わえる”真新しい一品。



ふとした時に見え隠れする八掛、体に沿うように馴染み良い“手縫い仕立て”の心を込めた味、肌当たりのやわらかい“正絹”素材の心地よいおもてなしも魅力的。



“梅薫る澄んだ春空から顔を出す始まりの時”、貴女にお届けいたします。





採寸表

身丈 ： 160cm（肩から）

裄　 ： 68.5cm

肩巾 ： 33cm

袖巾 ： 35.5cm

袖丈 ： 48cm

前巾 ： 22.5cm

後巾 ： 28cm

素材 ： 正絹(袷)

折代 ： 身丈(内揚げ 前6.5cm・後10cm)　裄(身頃側：3cm・袖側：2.5cm)　袖丈(5.5cm)



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