登山家、民俗学者そして尾瀬を「発見」した博覧強記な植物学者が複眼的視野で語り尽くす名エッセイ。

1999年11月10日 第1刷発行
著者： 武田久吉
発行所：講談社
定価：本体800円（税別）

●表紙の花について
目次の次のページに下記のような説明が記載されています。
＞表紙用写真略解
日本特産の灌木状小喬木で
春の山を飾るニオイコブシ俗にタムシバと呼ばれる。
コブシと同じく花は葉に先立って開き、白色でコブシに似るがために山民は普通コブシと区別しないが、葉は全く形が異なり、むしろクロモジに似て、しかもこれを採って揉めば樹皮と同じく著しい芳香があるので葉だけではクロモジと誤られ易い。これを噛む習俗はいずれの辺りに行われるものか知らないが 肉桂の樹脂をかむと同じ嗜好に出たものと思われる。
それでかむ柴と名つけられたのが訛ってタムシバとなったものだという。
北は本州北端から南は北九州の山々にまで分布するが関東の浅山には稀である。

長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
ご興味をもたれましたらご検討ください。
よろしくお願いします。

●本の状態は、初版で購入から時は経っていますが本文も綺麗です。
もちろんカバーなども綺麗です。

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＃尾瀬の発見