ミニチュアハウス「Lilliput lane」（リリパットレーン）は1982年にイギリスで誕生しました。ガリバー旅行記に出てくる小人の国「リリパット」から名付けられたシリーズです。

実際にイギリスにある建物をモデルに、屋根の瓦や壁のレンガ、家の周りに茂る木や植物なども細かいディティールで表現されています。その細部の細かさを表現するため、一つの型からは7～8個のモデルしか作られません。

色はひとつひとつイギリスのペインターの手彩色で着色されているため、とても繊細で趣のある造りになっています。（屋根の塗料はげなども忠実に再現されています）

この作品のタイトルは「WHISKY GALORE」（ウイスキーガロア）です。2001年に「ブリティッシュ コレクション」として制作されました。
「豊富なウイスキー」という題のとおり、大きな水車のあるコテージの外には、ウイスキーの樽がいくつも置かれています。スコットランドの美しい渓流の水を使ってウイスキーが造られているのですね。よく見ると、水車を動かすための水路が、小屋の下を通って流れ出ているのが分かります。
このコテージの屋根はとても特徴的で、2つの尖った屋根がとなり合っています。ウイスキーを蒸留させるポットスチルが置かれているのですね。初溜と再溜を連続して行えるようになっています。
この作品が素晴らしいのは、このコテージのまわりを英国の花たちがぐるりと取り囲んでいる事です。水車の回りも、4段の玄関アプローチの前も、裏手の大きなシンボルツリーの下にも、花たちがいっぱいです。こんなステキな環境で造られるウイスキーは、量だけでなく味わいも「豊富」に違いないですね。


●サイズ：
幅 9cm、奥行 7cm、高さ 7.3cm

●状態：
細部まで作り込まれています。全体として状態の良いお品です。

●その他、注意事項：
なし

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