「僕たちの好きだった革命」

堤 幸彦 / 鴻上 尚史　角川学芸出版

定価: ￥ 1870



他にも本を出品しています。

#kraus111の本棚



パラフィン紙をかけて一読したのみの美品です。

『不死身の特攻兵』でブレイクした鴻上尚史氏の作品です。東京都知事選の伝説の政見放送、選挙で社会は変わらないんだよ！で知られる政治活動家の外山恒一氏が、1970年前後の学生運動の雰囲気を感じることができる本として紹介していた作品です。

作品の舞台は2000年ぐらいであるにもかかわらず、やや先の時代（2000年代後半）のネットスラングが使われていたり、社会が右傾化していったり等、時代考証が不十分な点もありますが、テーマの重さにもかかわらずスピード感と躍動感があり一気に読める作品です。高校生による学生運動の小説ですので、村上龍氏の『69』を楽しめた人は絶対楽しめると思います。ラッパーも出てきます。



内容

拓明高校2年B組・山崎義孝・47歳、長い眠りから覚めたヤマザキが高校に革命を巻き起こす。「何度負けても、最後に勝てばいいんだ」鴻上尚史の大人気舞台を小説化。



著者

鴻上尚史

1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。81年、早大演劇研究会を中心に劇団第三舞台を旗揚げし、以後、多くの舞台作品の作・演出を手がける。87年に『朝日のような夕日をつれて’87』で第22回紀伊國屋演劇賞団体賞、95年に『スナフキンの手紙』で第39回岸田國士戯曲賞を受賞。最近は、KOKAMI@networkプロデュースユニットで公演を行う。また「虚構の劇団」という若手俳優を中心とした劇団を結成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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