・A4サイズ
・紙は書道用の半紙です。
・墨汁を使用しています。
・フレームなどは付属しません。作品のみの発送です。
・墨を使うと紙が水分を吸い、シワができます。ご了承ください。
・裏打ちはしておりません。

☆平清盛の最期の言葉をオリジナルの書道作品にいたしました。書道歴15年の師範です。
☆インテリアとして、フレームに入れて壁掛けやスタンドにして飾るとお部屋が華やかなになります。
☆誕生日プレゼント、還暦祝い、退職祝い、卒業祝い、入学祝い、合格祝い、出産祝い、などお祝いやプレゼントにもいかがでしょうか。

「やがて討手を遣わし　頼朝の首をば刎ねて　我が墓の前に懸くべし　それぞ孝養にてあらんずる」

この言葉は、平清盛が死の間際に残したとされる、有名な遺言の一節です。

平清盛は、平安時代末期の武将であり、平氏政権を確立した人物です。武士として初めて太政大臣にまで上り詰め、政治の実権を握りました。しかし、その強引な政治手法は、貴族や寺社勢力との対立を生み、源氏との間で激しい戦いを繰り広げることになります。
清盛は、日宋貿易を通じて経済力を高め、平氏一門の繁栄を築きましたが、その一方で、敵対勢力への容赦ない弾圧を行い、多くの恨みを買いました。

「やがて討手を遣わし」：すぐにでも討伐の兵を送り
「頼朝の首をば刎ねて」：源頼朝の首を切り落として
「我が墓の前に懸くべし」：私の墓の前に掲げよ
「それぞ孝養にてあらんずる」：それこそが私にとっての供養となるだろう

清盛が死の直前まで、源頼朝への強い警戒心と敵対心を抱いていたことを示しています。清盛は、自身の死後も平氏政権が安泰であることを願い、頼朝を討ち取ることを最大の供養と考えていたのです。

清盛がこの遺言を残した背景には、源頼朝の存在がありました。頼朝は、清盛にとって最大の敵であり、平氏政権を揺るがす存在でした。清盛は、頼朝の動向を常に警戒し、その首を狙っていたのです。
また、清盛は自身の死期を悟り、平氏一門の将来を案じていました。頼朝を討ち取ることで、平氏政権の安定を図ろうとしたのでしょう。

この遺言は、清盛の強烈な執念と平氏政権への強い責任感を示すものです。しかし、この遺言は、結果的に平氏滅亡への序章となりました。清盛の死後、平氏一門は求心力を失い、源氏との戦いに敗れ、滅亡へと向かうことになります。