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かまいたちの夜1・2・3

Kamaitachi no Yoru 1・2・3

★★★★★4.3（21件）

【機種】プレイステーション（PS1/PS2）

【ジャンル】サウンドノベル・アドベンチャー

【発売日】1994年11月25日（1）／2002年7月18日（2）／2006年7月27日（3）

【発売元】チュンソフト（現スパイク・チュンソフト）



【ゲーム概要】

『かまいたちの夜』シリーズは、チュンソフトが手がけた本格サウンドノベルの金字塔的存在で、殺人事件を軸にした緊迫のミステリーと、マルチエンディング形式の重厚なストーリー展開が特徴。シリーズ1作目『かまいたちの夜』（1994）は、スーパーファミコンからの移植版で、ペンションを舞台にした密室殺人の謎解きが高く評価され、サウンドノベルというジャンルを世に広めた名作である。



続編『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』（2002）はPS2向けに開発され、孤島の廃監獄を舞台にした新たな殺人劇を描く。前作に比べて選択肢の分岐が大幅に増加し、サスペンスに加えてホラーや恋愛など多彩なシナリオも導入された。キャラクターのイメージ表示を“影絵”から実写風へと変更した点も話題となった。



完結編『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』（2006）では、三日月島という架空の孤島を舞台に、再び複数の殺人事件が展開。過去作とのつながりを意識した構成や、シリアスからコメディまでジャンルを横断するストーリー群が魅力で、プレイヤーの選択によって結末が大きく変化する。



いずれの作品も、プレイヤーの推理力と選択によって物語が分岐し、真相にたどり着くまでに何度も読み直す楽しさがある。優れたサウンド演出と没入感の高いテキストにより、ノベルゲームの完成形として今なお高い評価を受けるシリーズである。



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